受賞の知らせを受けたときは、あまりに思いがけず、編集部の方が取材にいらっしゃるまで夢ではないかと思っていました。
布ぞうりを初めてつくったのは、いきいきの布ぞうり講習会でした。講師の方の「10足編んでね。からだで覚えるから」という言葉がこころに残り、本当にその日の夜から10足つくったら、もうすっかり夢中に(笑)。
一生懸命教えてくださった講師のみなさんにいつか感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。今回もフリーマーケットに花を添えられたらと、つくっていたなかの赤いぞうりを選び、1足だけ応募したんです。それが大賞をいただけるとは。一生懸命生きていればいいことがあるんだなと、こころからうれしいです。
布ぞうりをきっかけに友だちの輪も20名ほどまで広がりました。夫も木の台をつくって協力してくれています。素敵なことを教えてくださって本当に幸せです。
子どものころにわらぞうりをつくってとても楽しかったので、2年前に近所のカルチャーセンターで布ぞうりを習いました。作品を見て、買ってくださる方がいらっしゃるのがうれしくて応募しました。茶色のものは、ご夫婦で使えるように男性用につくったもの。こだわりは、アイロンをきちんとかけたり、つくる過程でやるべきことをやっていくこと。そうするとしっかりきれいにできますね。
この布ぞうりには、これまで履いてもらった友だちなど、みんなの意見が詰まっています。やわらかすぎてケガをしないように、ぎっしり布を使ってつくっていることと、裏の部分を縫ってきれいに仕上げているのがポイントです。ネットに入れて洗濯機で洗ってもふわっと仕上がります。
主人がNPOの仲間の方から布ぞうりをいただいたのが5年前。日本の伝統を伝えられるのはすばらしいと、近所のおばあちゃんにつくりかたを聞いたのがはじまりです。今は月に2回、土曜日に布ぞうりをつくりたい人が口コミで集まり、誰が先生ということはなく、教えられる人が教えて、輪がどんどん広がっています。
5月号でコンテストを知ったとき、“これだ!”と思い、1日1足のペースでつくりました。いつも寝たきりの姑のそばで、部屋いっぱいに材料を広げてつくっています。なかなか外出できない私にうってつけのものです。
これは、染め粉でシーツを自分の好きな色に染めて、つくりました。1年前に布ぞうりを知り、どうしてもやりたいと、NPOで教わり、意気込みがあったので覚えるまで努力できました。つくりだす喜びがあるので、今では生きがいになっています。
昨年の4月ごろから妻が布ぞうりをつくりはじめたのですが、いきいきでつくりかたが掲載されてから、私のほうが夢中になって、もう100足以上つくりました。近くの温泉の祭りでわらじづくりの体験コーナーに一度、習いに行きました。玄関に置いておくと、欲しがる方が多いので、ほとんど差し上げています。
これは、どうしてもかすりの生地でつくりたくて。古着屋など何軒も探しました。編集長特別賞、本当にうれしいです。
約1,000足の中から全員一致で大賞作品が選ばれました。そこで私はいちばんなつかしい、いかにも“布ぞうり”という作品を選びました。温かな印象でしたが、男性の作品だったのですね。
ご応募、ありがとうございました。
締め切りに間に合うかぎりぎりで、亡くなった母のワンピースを何かかたちにしようとつくりました。
1年前、静岡で布ぞうりを制作している方を雑誌で知り、どうしても習いたくて訪ねました。今では、友だちの輪も広がり、週に1回、布を交換したり、材料の話をしたり、和気藹々(あいあい)と楽しい時間を過ごしています。
つくっているときのみんなの顔は真剣そのもので、完成したときの顔はまた格別です。この布ぞうりとの出合いを大切にしていきます。
6年前、生協でぞうりづくりをしたのですが、上手くできず、主人がわらぞうりづくりをしていたので教えてもらいました。つくりはじめの部分など、研究を重ねながら、もう2,000足近くつくりました。 今ではどんな布を見ても、ぞうりが思い浮かぶようになったんですよ。布ぞうりのおかげで教えてほしいといろいろなところから声がかかるようになってうれしいです。
健康のために頭を使うことは大切なので、元気でいるためにも続けていきたいです。
私は児童館職員で、子どもに伝統的なものを教えたいと思い、母の知り合いの方に布ぞうりのつくりかたを習いました。今では夏休みに、丸1日使って子どもたちに布ぞうりを教えるようになりました。「もう1足つくりたい!」と言われたときはうれしいですね。
こだわりは裏の部分。見えないところこそきれいにしたいと仕上げに1時間かけます。鼻緒は痛くならないように意見を聞きながら改良しました。今後も、子どもたちに教え続けたいです。
赤は、身につけると元気が出るとか、邪気をはらうというでしょう。ずっと真っ赤な布ぞうりを編みたいと思っていました。これは娘の振り袖の裏地、赤襦袢でつくったものです。
古い生地を何かに生かそうと、昨年の10月にカルチャースクールで布ぞうりを習いました。大変なのは、編み目をきれいにそろえること。裏の始末は、鼻緒を直せるように簡単に結んで切り落とすだけにしています。すべり止めに輪ゴムもつけました。受賞を励みに、つくり続けます。
2年前、テレビで布ぞうりのつくりかたを見て興味をもち、テキストを買ってきてつくるようになりました。失敗を重ねながらも、自分なりに上達していくのがわかって楽しくなりました。今はテキスト通りではなく、鼻緒を太くしたり、自分なりに工夫しています。
こだわりは、かかとを太くかっちりつくること。派手な柄のタオルなど、使わない布があると、布ぞうりに。40〜50足プレゼントしてきましたが、喜ぶ顔を見るのがうれしいです。
身のまわりの使えなくなった布を有効に活用したくて、2年ほど前に姉につくりかたを教わりました。ふとんのシーツからはじめたのですが、捨てられる運命だったものがきれいなものに生まれ変わる喜びは格別です。布ぞうりづくりはもう生活の一部です。
娘の婿はすりきれるまで履いているし、息子もタイで一年中履いています。私も旅先のホテルや飛行機でも履いていて、とても快適ですよ。
布が大好きで、布ぞうりづくりが楽しくて仕方ありません。2年半前にテレビで出合ったとき、「これが老後の趣味だ」と思いました。あまり細かい作業ではないので、ずっとできると思って。友だちに頼まれてはつくり、喜ばれています。もう1,000足ほどになりました。
今は近くの集会場などでみなさんに教えています。自分の勉強にもなって新しいアイディアも出てきます。60代から70代、友だちが欲しいと思う時期に、布ぞうりはぴったりです。
みなさんの作品を見せていただきましたが、どれもしっかり編まれていて、すばらしいです。みなさんが上手なので、大賞作品を決めるのがとても大変でしたが、いきいきでずっと紹介してきたつくりかたで丁寧に編まれていて、色合わせも可愛らしい鈴木さんの作品を選びました。こうしてどんどん布ぞうりの輪が広がっていくのは本当にうれしいです。
いきいき布ぞうりコンテスト&フリーマーケットにご応募いただいたみなさま、本当にありがとうございました。まず、みなさんの一つひとつの作品のレベルの高さに驚きました。編集部で手にとって、鼻緒や裏の始末のしかた、編みかたを見せていただきましたが、それぞれの工夫のあとが随所に見られ、大変悩みながら入賞作品を選びました。今回、賞に選ばれなかった方たちも、本当にすばらしい作品ばかりでした。みなさまにこころからお礼申し上げます。
いきいき布ぞうりフリーマーケット開催中の6月26日、イベント会場にて、第一回布ぞうりコンテストの表彰式をおこないました。
2007年6月下旬、東京・神楽坂でいきいき布ぞうりコンテスト&フリーマーケットを開催しました。コンテストに応募された作品がそのままフリーケットに出品され、訪れた読者のみなさんが熱心に品定めをされていました。
布ぞうりコンテスト&フリーマーケット会場には、林アメリーさんのパッチワーク・キルトの作品も展示しました。小さな布ぞうりと並ぶと、その作品の大きさには驚くばかり。ため息をつきながら、丹念にご覧になる方が大勢いらっしゃいました。