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うつについての体験談や専門家の方々からの的確なアドバイスなど60ページにもおよぶ大特集を2005年9月号で掲載しました。その中から医学博士でもあり実際にうつを経験された東畑朝子さんの記事の一部をご紹介します。
うつな気分を抜け出したいあなたに。医学博士・栄養士 東畑朝子さん
私も、うつ傾向なんです。かつておかしいなと思ったらすぐお医者に行きました。
私の周りにはうつ状態やうつ病の人も結構多く、なかには飛び降りて自死した人もいます。自死するのは軽症あるいは治りかけで、重症のうつ病は、それほどの体力・気力はなく、とめどなく落ち込んでいくものです。
もともとうつの気(け)がある私でしたから、かつて自分がちょっとおかしいなと感じたので親しい精神科の医師に相談しました。
「先生、私うつ病です」と訴えると、先生はおっしゃいました。「あなたはうつ病じゃないよ。なんでそんなにうつ病を怖がるの? たとえうつ病だとしても治るんだよ」。治療をすれば症状はおさまります。けれどもあとで、また繰り返します。風邪を引きやすいとかお腹をこわしやすいというのと同じで、うつ状態に“なりやすい”程度のものなのでした。なにも、大それた病気だと怖がらずにつきあうことのほうが大切でしょう。
動くことによって、うつ的気分から抜け出せます。
憂うつな気分のときには、そこから解放されるためには話すこと。私の場合は、友人がお食事に誘ってくれたり、珍しいお菓子をくださいました。うつうつとした気分を払うには、からだを動かすことが何よりです。お好きなら、プールや海で泳いでみましょう。やはり、自分のからだのことをよく知って、うまく付き合っていくのが何よりでしょう。そのためには、こころから話せるお友だちやコンサルタントは必要だと言えましょう。でも、全面的に頼るのではなく、やはり決めるのは自分です。そうなれば、うつなどとは言っていられません。うつ的気分はやっぱり甘えなのですから。
自分のからだとうまく付き合う生活習慣を身につけることです。
入院して改めて思うと、やはり自分のからだは一生付き合っていくものということです。風邪やうつ病なら早く治すこと。肥満や高血圧など生活習慣病は、上手にコントロールしましょう。ふだんの生活で気をつけたいことでは、現代の生活は食べ過ぎと運動不足の傾向があるので肥満になりやすいですね。太ると病気も多くなります。そして睡眠も大切です。どうしても夜が遅いとか朝が早い人は、無理に習慣を変えずに、足りない分を昼寝で補えばいいのです。私はだいたい朝食が終わると、朝運動をするので疲れて30分ほど寝るのです。毎日の習慣を、少しだけ気を付ければ、病気や憂うつな気分も減るのではないでしょうか。
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