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人生を歩んでいく中で、こころが疲れるときもあるでしょう。そんなとき、お寺を訪ねて、仏像と向き合う……。すると次第におだやかな気持ちになり、こころが癒されたという経験はありませんか。仏像を見るときに知っておくとよいことを『仏像のひみつ』の著者の山本勉さんにうかがいました。

仏像は大きくわけて4つあります。

 「仏像は上からえらい順番に、如来、菩薩、明王、天と大きく4つのグループにわけることができます。いちばん上の如来は表情に喜怒哀楽がなく、動きもありません。一方、いちばん下の天は如来とはまったく逆です。悟りを開いた如来へ、すなわち動かないものへと向かっていくことが悟りの道と見ることもできます」と山本さんは言います。この4つのグループさえ知っておけば、仏像はわかりやすくなります。見ることがより楽しくなるでしょう。

【如来】如来とは悟りを開いた者という意味です…

【菩薩】これから悟りを開いて如来になるために修行している者という意味です。観音菩薩はその代表でしょう…

【明王】密教という特別な教えにおいて考え出されたグループです…

【天】インドの人たちが信じていたさまざまな神様が仏教にとりいれられたもので、その寄せ集めのグループです…

 現在、仏像がちょっとしたブームになっていますが、おそらく平安時代くらいから日本人は仏像がとても好きだったと思います。仏像ブームはずっと続いているのです。

…中略…

 仏像というものは、しょせんつくりものです。仏像をつくらせた人もつくる人も、仏像が“仮のもの”であるということはわかっていました。だからこそ、仏像は飛鳥時代から今日にいたるまでつくり続けられているのです。

※つづきは本誌で
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