私たちが『赤毛のアン』を読んで心をかきたてられる思いがするのは、アンが、自分を試し、明日に向かって挑戦するという心の種子を持っているからだと思う。
生きる意志、プラスに考える発想の力、自分を磨く、自分をすてきなものに仕上げていく喜びを持つ、勉強し、自分にふさわしい仕事をしたい――自分の心の中に、そんなフィーリングを持つ人こそ、アンの腹心の友になれる人である。
と「枕草子」と「イギリスの旅」でおなじみの清川妙さんは言います(『さあ、勇気を出してこらん』大和出版刊より)。ほんとうに「アン」を読むと小さなことでつまずいたり、悩んだりせずに、とにかく何かを始めようという気持ちにしてもらえます。 アンの島へ行こうと心に決めることも新しい挑戦。そして「アン」の原書を読むことも自分をすてきなものに仕上げていくステップの一つ。今回募集するコースでは、アンの島で原書と日常会話に親しむ4日間の英語講座を用意しました。アンがクイーン高校に通った街、シャーロットタウンで私たちは「アン」を読みましょう。
訪れるのは5月の終わりから6月にかけて。ちょうど孤児だったアンが初めてプリンスエドワード島へやってきた季節です。
the orchard on the slope below the house was in a bridal flush of pinky-white bloom, 「坂の下の果樹園には、うすもも色の花が一面に咲きひろがる」風景にきっと出合えることでしょう。