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西洋薬と漢方の違い。それは優劣ではなく、それぞれに得意分野があります。
女性には、はっきりした診断がつきにくい、だるさや疲労感、冷え、ほてり、動悸、肩や腰のこり、不眠、気力の減退やイライラなどのさまざまな不快症状が現れやすいという特徴があり、とくに更年期前後からは、このような症状に悩まされる女性が多くなります。
従来の西洋医学においては、これらは「不定愁訴」として簡単に片付けられ、治療が軽視されがちですが、このような症状こそ、漢方が得意とするところです。西洋医学が病名診断に基づいて多くの人に有効と証明された治療を行うのに対し、漢方では、その人ごとに心身全体を俯瞰し、バランスの崩れを正すことで、からだが持つ本来の力が発揮できるように助けます。
女性には女性特有の病気や症状の現れかたがあり、それに対応する診療科が必要−−性差を考慮した医療の重要性を説き、日本に「女性外来」を開設・定着させる活動をリードしながら、込み入った症状に悩む多くの女性の診察にあたってきた医師、天野恵子さんが、自身の経験を交えて漢方への信頼と期待を、若手漢方医のホープである木下優子さんが、漢方の基礎を解説します。 |
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